株式会社デルタバイオメディカル(DELTA BIO MEDICAL)

【特集】ノロウイルスの脅威と予防

なぜノロウイルスが脅威か?

①ノロウイルスは変異する!

ノロウイルスの型は30種類以上あり、ⅠⅠ型・ⅡⅡ型・UN(Unknown)型とG(ゲノム)別に分類され、常に抗体機能が働いており変異しています。記憶にも新しい平成27年はGⅡⅡ型17番変異型が発生・流行し、平成28年はGⅡⅡ型2番変異型が流行しました。ヒトが一度感染し免疫を体が作ろうとあがいても無駄なのです!そこにウイルスの脅威が存在します。

②強い生命力と増殖力がある!

①で示したように、ノロウイルスは絶えず進化(変異)しながら、生き延びる術を持っています。また、高温(80℃℃以上)には弱いものの、低温(冷凍)状態では生存し続けるため、冷凍技術が進んだ昨今では、年間通じて生存する環境が整ってしまいました。さらに、食中毒原因の各菌は、ある程度の菌数が体内に侵入しなければ食中毒を引き起こすことはないですが、ノロウイルスは1つでも腸内に侵入すれば、一気に増殖を始めます!

※※24~48時間で10万~100万倍に増殖するのです!

③治療法(薬)が無い!

現代でもノロウイルスの治療薬は、完成していません!自然治癒を待つしかないのです。

ノロウイルスの症状の脅威

ウイルスによる感染症といえば、最初にインフルエンザウイルスを想像されるでしょう。

ですが、インフルエンザウイルス以外にも脅威となるウイルスがあります。それは、ノロウイルスと呼ばれるものでインフルエンザウイルスが流行する冬場に合わせて感染者を増やしていきます。日本での感染のピークは12月から翌1月といわれています。ノロウイルスは24時間から48時間ほどの潜伏期間があり、その後、感染症や食中毒を発症させます。

ノロウイルスに感染してしまうとどのような症状が出るのでしょうか。

このウイルスに感染してしまった際の症状としてあげられる主なものに嘔吐と下痢があります。特に吐き気が強く、37度から38度ほどの発熱も引き起こします。初期症状として微熱が出ることがありますが、大抵は突発的に辛い症状が発症するでしょう。強い吐き気により1日に何度も嘔吐する人も大勢います。このウイルスは吐き気だけでなく下痢も続き、便は水のような液状化のものが出るといわれています。

聞くほどに辛い感染症ですが、このウイルスは健康な成人男性なら1日から2日程度で治り後遺症も残りませんので大きな心配はいりません。心配はいらないといえども、そんな症状が発症するのは嫌なものです。また幼児や高齢者などの体力が著しく低い方が感染すると死に至るケースも度々あり、ひとりの感染予防だけでなく、感染者が発見された場合に、大量感染を防御する必要があります。

ノロウイルスの感染経路

ここまでは、ノロウイルスの脅威の力とその症状について説明させて頂き、ご理解頂いたと思います。では、どのような経路で「脅威のノロウイルス」は感染するのでしょう?

ノロウイルス感染ルート

<ノロウイルス感染ルート>

①ヒト人感染(接触)
②経口感染(食品付着)
③空気感染(飛沫ウイルス)

これらが密接に結びつき、ウイルスが次から次へと感染していくサイクルが出来上がってしまっているのです。

ノロウイルスの予防法

ノロウイルスの予防法は一つではありません。常に注意を怠らないことが重要です。ここからは、飲食事業者様向けの専門的な予防方法をご紹介していきます。

<感染を防ぐための、基本的な予防対策と行動>

⇒念入りな手洗い(二度洗い)の実施が基本(入出、調理作業、トイレなど都度毎に)

※手洗いは手指に付着しているノロウイルスを減らす最も有効な方法です。
帰宅時や調理を行う前、食事前、トイレの後に、流水と石鹸による手洗いを行いましょう。
また、手洗い場や水道が近くになく、すぐに手洗いが出来ない場合は、人体に害がない事が証明された次亜塩素酸を使ってウイルス除去を行いましょう。消毒用アルコールはウイルスへの効果が皆無です。

⇒感染要因となる二枚貝等を食べない

※二枚貝は一度その腸管内に菌やウイルスを取り込むと、吐き出すことはありません。

⇒食品はしっかり加熱する

※食事はなるべく火を通したものをいただきましょう。
特に貝類(主に牡蠣、シジミ、アサリなどの二枚貝)はしっかり加熱した状態であれば感染しませんが、お年寄りや子供、大人であっても体調の悪い人が、生や不十分な加熱状態で食べると、感染するリスクが高まります。
二枚貝を食べるときは、中心部まで十分加熱調理(85~90℃で90秒以上)しましょう。

⇒調理場や調理器具の徹底消毒を行う

※調理台や非金属製の調理器具は洗剤などを使用して十分に洗浄した後、次亜塩素酸を適量吹き付けて拭き取りましょう。
なお、次亜塩素酸は種類が豊富です。金属を錆びさせるものもありますので、ご注意ください。

⇒頻繁に手が触れるものほど清潔に保つ

※手や食器、調理器具類を清潔にすることはもちろん、ドアノブや手すり、トイレ、イスなど、皆で使用する共有箇所のウイルス除去も大切です。

ノロウイルスの感染対策

もしノロウイルスに感染してしまったら・・・
感染が発覚する症状が出始める前に、感染していると判断するためのウイルス検査

①もしノロウイルスに感染してしまったら・・・

⇒まず、大量感染を未然に防ぐ必要があります。また、ご自分やご家族などの周囲の方々に症状が見られた場合は、非情ですが、対象者を隔離の上接触を避けましょう!

※体調不良を隠さずに報告することが重要です!特にパート・アルバイトさんには、仕事を休むことが死活問題となるケースがあり、休業中の給与補償を示すなど、雇用側の対策も必要になります。報告しやすい環境作りをしましょう。

⇒症状が治まってきても、油断出来ません。まだ体内にウイルスが残っているかも・・・

※便検査でウイルスが存在しない事が確認されるまで、出勤は控えましょう。ノロウイルスの治療法(薬)はありません。感染中は、十分なくらいの水分を補給してください。

⇒症状が出ていても、病院やクリニックが院内への出入りを拒否するケースが拡大

※これは、あるクリニックの院長とお話していた際に出た最近の話題です。ノロウイルスの症状と思われる場合、院内感染を防ぐため、病院内への出入りを禁止し、診療を拒否するような病院が仲間内に増えているとの話を聞きました。
今後拡大する可能性もあるため、診察に向かう先の病院に予め電話で確認してください。

②ウイルス感染から発症までは、24~48時間。その間に感染の有無検査が可能です。

⇒検査機関が行っているノロウイルスの検出時間は、どんどん短縮されています!

※簡易検査(イムノクロマト法)では、ラボ到着後、約15分で検出されます。ただし、かなりのウイルス量が無いと(発症後でなければ)検出が難しい検査法です。精密(遺伝子)検査のPCR法は現在、ラボ到着後8時間以内に結果が判明します!

ノロウイルスの感染検査

ノロウイルスに感染してしまっているかもしれません。
感染発覚する症状が出始める前に、感染していると判断するためのウイルス検査があります。

<リアルタイムRT-PCR法による遺伝子増殖検査>

日々、検査機器や試薬の開発が行われ、技術革新によるウイルス検出時間の短縮化が図られています。株式会社デルタバイオメディカルでは、仙台提携ラボにおいて、最先端かつ高度で精密な上記検査を行っています。検査ラボに午前中到着すれば、夕方には結果(速報)を通知します。

<検査も感染予防策の一手です>

・定期検査(警戒月の実施)
・スポット検査(疑わしい時)
いずれもご対応可能です。

ノロウイルス感染検査

ノロウイルスの感染防止のための推奨商品

現段階では、ノロウイルスに有効(効果がある)で、かつ人体に対する害が極力低いものは、食品添加物として認可された次亜塩素酸になります。

株式会社デルタバイオメディカルでは、この分野において、様々なメーカーより提案を受け、また検証を行い、営業年数、エビデンス資料、納品実績から、以下の商品を推奨しています。

<カンファスイ>

カンファスイ

→HACCPPER ADVANTEC CORP.

※詳細資料はご要望によりご提供致します。

最後に・・・

<正しい汚物の処理方法を>

正しい汚物の処理方法

感染者のふん便や吐物を間違った方法で処理をすると、処理に携わった人に二次感染する恐れがあります。感染に十分に注意しながら、スピーディーかつ、確実に行いましょう。

ふん便や吐物を処理をする場合は、部屋を十分に換気し、使い捨ての手袋やマスクをつけ、タオルやペーパータオルなどで吐物を除去します。

その後、次亜塩素酸ナトリウムで消毒します。

おむつや拭き取りに使用したタオルやペーパータオルは、ビニール袋に密閉し、漏れないようにして廃棄しましょう。また、乾燥する前に対処することがポイントです。

ノロウイルスの脅威と防御策を知り、
感染および感染拡大を未然に防ぎましょう!

本資料製作:
神戸市登録衛生検査センター
株式会社デルタバイオメディカル
〒650-0013
神戸市中央区花隈町19-12-1F
連絡先:078-362-5589

<デルタバイオメディカルがお勧めする除菌水>

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